栄養療法 院長ブログ

口呼吸は健康に悪い?口呼吸と上咽頭炎

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

この記事では、口呼吸について解説していきます。

 

動画で解説を聞きたい方はコチラ▼

 

 

鼻呼吸(はなこきゅう)と口呼吸(こうこきゅう)

数ある哺乳類の中で、口で自由に呼吸できるのは人間だけと言われています。

ワンちゃんが時にハーハーいっているところを目にしますが、これは口呼吸をしているのではなく、体温を調節しているためと言われています。

あまり気にしたことはないと思いますが、「鼻呼吸」と「口呼吸」では大きな違いがあります。

「口呼吸」しているかどうかは、自分で確かめられます。

鏡で自分の舌を見てみましょう。

缶切りで缶詰を開けた後のようなギザギザがあったら、口呼吸をしています。

これを、歯痕舌(しこんぜつ)と言います。

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中医学では「水毒(すいどく)」のサインですが、口呼吸の人は舌が下あごに付いているため、こうなります。試しに舌を上あごにつけて喋ってみてください、喋れませんから。

マスクが必須の現在、息苦しいためか、歯痕舌がみられる患者さんが増えています。

人間は、鼻呼吸をするように神様に作られました。

 

なぜ口呼吸になるのか

諸説ありますが

1)柔らかい物の食べ過ぎ、食の欧米化

2)コミュニケーションツールの変化

(スマホが普及し、メールなど、言葉を使って相手に気持ちを伝える事が薄れてきた)

3)アレルギー疾患の増加(鼻で呼吸ができない)

4)口遊びの減少(口笛を吹けないなど)

5)姿勢が悪い(猫背)

なのでは? と言われています。

 

口呼吸はいけないのか?

1)鼻には鼻毛がカーテンのようにあり、そこでゴミ、細菌をキャッチします。また、熱い空気は冷まし、冷たい空気は温め、なるべく刺激の少ない状態で、気管支に送り込みます。

 

2)第一関門を通過した空気は、上咽頭にたどり着きます。上咽頭は空気専用の通路のため、鼻腔や気管支と同じく繊毛上皮で覆われています。そこには多数のリンパ球が入り込んでおり、上咽頭そのものが重要な免疫器官としての役割を担っているのです。第一関門をすり抜けてきた細菌、ウィルスをここでやっつけるわけです。

 

3)口呼吸をする事で、中咽頭、下咽頭付近はスクランブル交差点のようになり、上から下からの乱気流で上咽頭炎を引き起こします。

 

 

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副腎疲労の患者さんは口呼吸になりやすい?

副腎疲労の患者さんは、夜間アドレナリンが分泌され、 交感神経が優位になると、「ハーハーハーハー」と口呼吸になります。

肩で息をすることになると、体幹の筋肉が緩み、骨盤の筋肉までもが緩みます。すると、尿道を閉めておくことも、膀胱に尿を溜めておくことができなくなり、夜間頻尿にも繋がります。

一日を通して血糖値が安定しないことは、体も心も緊張し、睡眠の質も悪くなります。すると、朝起きられないだけでなく、疲れは取れない、パフォーマンスは著しく落ちる、だから元気を取り戻そうと、食事の質が悪くなるといった、負のループに陥ってしまうわけです。

 

いかがでしたか?

口呼吸をしている人は、知らずのうちに健康を害している可能性があります。

マスク生活が普及して、息苦しさから口呼吸になっている患者さんが増えていると感じます。

口呼吸をしていると上咽頭部が炎症を起こし、慢性炎症から体の怠さに繋がったり睡眠の質が低下している可能性があります。 皆さん、意識して口を閉じて呼吸してくださいね!

 

お知らせ 栄養療法 院長ブログ

サプリメントで花粉症対策

 

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

そろそろ花粉症の季節ですが、皆さん対策はできていますか?

ここでは、根本的に花粉症の症状改善に役立つサプリメントをご紹介します。

 

 

ケルセチン

ケルセチンは、玉ねぎになどに含まれるビタミンPと呼ばれるビタミン様物質。
フラボノイドの一つです。

・抗アレルギー作用
・過剰なヒスタミン産生の阻止
・炎症の抑制(Th1/Th2バランス改善)
・抗酸化
・血行改善(高血圧改善)

など、体内の炎症を抑制し、免疫を整える働きがあります。

これらの働きによって、花粉症改善の効果が期待できます。

 

■1日2回、2カプセル(食事時)
500㎎のケルセチンを2カプセルで摂取可能
ケルセチンはフラボノイド(ポリフェノール)の一種で玉ねぎ、リンゴ、ブロッコリー、そば、緑茶などに多く含まれています。
野菜や柑橘類などにも含まれ、これらを食べない人は摂取量が少なくなります。
Pure Encapsulations®で効率よくケルセチンを摂取することをおすすめします。

 

 

ビタミンD3

ビタミンD³ は免疫力を高め、免疫をコントロールします。

花粉症の発症要因のひとつに腸の関与が指摘されています。
リーキーガット症候群といって、腸の粘膜細胞間の結合が緩んで隙間が大きくなるため未消化で分子が大きいままのタンパク質や糖、さらには口から入った花粉などが腸壁から漏れ出て体内に侵入するため、過剰なアレルギー反応をひき起こすのです。

ビタミンDはこの緩んだ腸粘膜の結合状態を改善し、適切な免疫抗体の産生を促すことで花粉症を根本的に改善してくれます。

 

■1日1~4カプセル(食事時)
2,000IU(50.0μg )のビタミンD3を2カプセルで摂取可能
ビタミンD3は脂溶性ビタミンの一種です。食物では、カツオ、紅サケ、真鯛などから摂取できるほか、日光(紫外線)を浴びることでも生成されるのが特徴です。
アクティブに生活したい、四季を通じて元気にすごしたい方に大切なビタミンです。
Pure Encapsulations®のビタミンD3は効率よくビタミンD3を摂取できるサプリメントです。

 

 

プロバイオティクス

花粉症は腸内環境の悪化が原因です。

人の腸内には1,000種類以上、100兆個もの細菌がすみ着いており、各々がテリトリーを保ちながら全体として「腸内フローラ」という集団を形成しています。
この腸内フローラのバランスが乱れると免疫系のバランスも崩れ、アレルギー疾患を発症する要因になると考えられています。

 

■1日2回、朝・夜
生活習慣の変化、抗生物質や薬剤などの様々な化学物質によって腸内環境バランスが崩れると、悪玉菌が優勢の状態になります。悪玉菌が優勢になると下痢や便秘、アレルギーや感染症ひいては生活習慣病の原因にもなり得ます。クレア・ラボ社「コンプリート・バイオティック」は低アレルゲン環境下で培養した12種類のプロバイオティクスを1カプセル中に250億個以上を含有し、胃腸の健康を総合的に力強くサポートします。

その他にも
花粉症対策としては腸内環境の改善が大切です。

過去の投稿を参考にしてみてください。

 

 

これらのメディカルサプリは当院にて購入できます。

▶︎Pure

クリニックキー
CN0130025

▶︎ KLAIRE LABS

クリニックキー
JA1489

 

今年は花粉症を治してみませんか?

毎年薬を飲まなければならない、花粉症の症状が辛いという方。

栄養療法外来では、腸内環境を改善し、根本からアレルギーを改善する治療を行なっています。

一度ご相談にいらしてください。

 

栄養療法 院長ブログ

カフェインと血糖値の関係。コーヒー身体にいいの?

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

この記事では、カフェインと血糖値の関係について解説していきます。

 

動画で解説を聞きたい方はコチラ▼

コーヒーと血糖値

カフェインがどれだけ血糖値を上げるか考えたことがあるでしょうか?

カフェインはアドレナリン、コルチゾールなどのホルモンの分泌を促し、血糖を下げる唯一のホルモンであるインスリンとは逆に、血糖を上昇させます。

これは「フリースタイル・リブレ」という24時間血糖を測定できるものです。先に細い針のついたシールを貼り、専用のデバイスで血糖値を読み込みます。

すると血糖値が示されます

そこで

自身の血糖を、至適正常範囲90~140として、いろいろなタイミングで測定してみました。

朝食抜きで 朝スイムした後血糖を測定すると、なんと血糖値178 を示していました。

 

泳いだ直後は、相当アドレナリンが分泌され、血糖値が上昇しているのがわかります。

また、 ある時はピークが145でその後91へ急降下。そして、その後急激な眠気に襲われます。

これが低血糖発作です。

食後の血糖の乱高下は様々な弊害を招きます。副腎疲労症候群の患者さんなどは、カフェインは原則禁忌です。

 

 

次に、コーヒーを飲んだあと、血糖がどうなるかも測定してみました。

先ずは起きがけに一杯飲み、その後経過観察しましたが、全く変化ないので、空腹で胃が痛かったのですが、もう一杯。

しかし反応なし。

もう、お腹空いちゃったので

朝食を摂ったら糖尿でもないのにビックリする程の急上昇し、160超えていました。

朝食は、少量の玄米に納豆、亜麻仁油と塩ふったサラダを食べたぐらいです。

確かに、カフェインには多くのメリットも存在しますが、糖の細胞内への取り込みを阻害したり、摂取するたびにアドレナリンが分泌され、常にボクシングをやっているような状態では、エンデュランス系スポーツ云々に関わらず、アスリートとして、折角積み上げて来たパフォーマンスを、100%出す事は難しくなります。

 

よく、「1日何杯までOKなの?」とか、「デカフェなら大丈夫?」などと聞かれることがありますが、それは完全に思考がカフェインに侵されているサインな訳で

 

コレはカロリー半分のケーキだから大丈夫だとか

コカコーラZEROは0カロリーだから大丈夫だとか

ニコチン1mgのタバコだから大丈夫とか

重金属がたくさん入っているのに、電子タバコはニコチンが入っていないから大丈夫だとか

と何ら変わりありません。

でも、ノンカフェインの飲み物なんてないじゃないか。と思いきや、

水に、炭酸水に、爽健美茶に、麦茶に、ルイボスティーに、たんぽぽ茶に、黒豆茶に、コーン茶に、杜仲茶にといくらでもありますよ。

 

いかがでしたか?

コーヒーはとても美味しいですが、血糖値を上げて興奮するため、依存性があります(元気になった気分になるので)。

また、糖の細胞への取り込みを阻害してしまうため、食前や食事中は控えた方が良いでしょう。

コーヒーは嗜好品として、たまに楽しむというスタイルが、健康のためには良いですね。

それでも飲みたい!という方は…

そうですね、多くても1日2杯ぐらいにしときましょうかね。

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健康診断と栄養療法の血液検査の解析の違い②「薬による治療と栄養療法の違いと特徴」

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

この記事では、健康診断と栄養療法の血液検査の診断の違いについて、質問形式で答えていきます。

前回に続き、オーソモレキュラー療法における血液検査について解説しています。

薬による治療と栄養療法では、何が違うのか?栄養療法はどんな病気にアプローチできるのか?サプリメントを服用する上での注意点なども解説しています。

 

動画で解説を聞きたい方はコチラ▼

 

Q7:

薬による治療と、サプリメント療法や生活習慣の改善による治療は、どのように異なるのですか?

A7:

確かに薬は現代医学には欠かせない存在です。しかしその一方、薬では治すことができない病気もありますし、なかには副作用の強い薬もあります。一方、栄養療法は、本来、体が必要としている栄養素を外部から補うものであり、体の栄養状態を整えて人間の免疫力を高めたり、自然治癒力を最大化したりしてくれます。また多くの病気は、炎症や睡眠不足、運動不足、血糖値の乱高下、ストレスなどが原因となっています。それらを取り除かない限り、根本的な治療とはいえないでしょう。

Q8:

薬による治療は対症療法である、ということですか?

A8:

確かに薬による治療は、急性の症状を抑えるのに効果的です。しかし栄養療法は、細胞レベルに働きかけて健康へ導いていくもの。症状を改善するだけではなく、自分で自分の健康状態をコントロールし、病気を根治することを目的にしています。

Q9:

それは「細胞レベルに働きかける」というのが特徴なのですか?

A9:

そうです。これが、いわゆる「食事療法」や「栄養指導」とは異なる点です。人間の体は約37兆個の細胞でできています。これら一つひとつの栄養状態を整えることで細胞の働きを活性させ、分子レベルから代謝の改善を図り、機能を回復させるのが栄養療法の特徴です。

Q10:

栄養療法はどんな病気に有効なのですか?

A10:

がんや認知症、うつ病、アレルギー、婦人科系疾患、さらには美容面での問題などさまざまな病気に応用されています。アメリカやカナダをはじめ、欧米では多くの医療機関が治療に取り入れており、今後、日本でも広がるだろうと予測されます。

Q11:

最後にメッセージをお願いします。

A11:

栄養療法では、確かにサプリメンテーションがとても重要な役割を果たしますが、実のところ、市販されているサプリメントは玉石混交なのが実情。

ドラッグストアやコンビニエンスストアなどでも手軽に購入することができますが、服用できればなんでも良いというわけではありません。

良いサプリメントは、品質の安定性が担保され、また、原料や製造ルートなども明確に公示されています。

しかし、一般の方がサプリメントの良し悪しを見極めるのはとても困難。サプリメントを服用するときには、なにより品質を重視すること。その点、栄養療法を実践している医師が紹介しているサプリメントは、品質が保証されていますから安心です。

 

いかがでしたか?

健康診断で行われる血液検査も、オーソモレキュラー療法で行われる血液検査も、どちらも病気を予防するという点では目的が一緒ですが、病気の芽を見極める方法が異なります。両方の特徴やメリットを抑えておくことで、検査結果を正しく日常生活に生かすことができるのです。

 

健康において何かお困りのおことがありましたら、いつでもご相談にいらしてください!

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健康診断と栄養療法の血液検査の見方の違い①血液検査で腸内環境や栄養不足まで丸わかり!?

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

この記事では、健康診断と栄養療法の血液検査の診断の違いについて、質問形式で答えていきます。

 

動画で解説を聞きたい方はコチラ▼

 

 

健康診断では“病気”の診断しかできませんが、栄養療法では「栄養不足」や「不調の原因」など、“未病”の状態に気づき、予防したり、より健康になるための手助けができます。

では、解説していきますね!

 

同じ血液を調べるのに、健康診断の血液検査と栄養療法(オーソモレキュラー療法)はどう違う?

 

Q1:

オーソモレキュラー療法における血液検査について教えてください。

A1:

簡単にいえば、体を分子レベルで捉え、栄養状態を把握することで、病気の治療や予防に役立てる血液検査で、70に及ぶ採血項目から、自分に足りない栄養素やミネラルを知ることができます。

Q2:

栄養状態を調べたあとは、どのような治療を行うのですか?

A2:

栄養療法の基本は、「生活習慣」「腸内環境」「デトックス」の3つ。治療の一環として、血液検査で不足している栄養素があった場合は、サプリメントを摂取します。その際、サプリメントの品質にはこだわることが重要です。

Q3:

基本的に、サプリメントで病気を予防したり治療したりするのですか?

A3:

いいえ、栄養療法においてサプリメントは治療法のひとつに過ぎません。

ほかにも血糖コントロールや腸内環境の改善などのための食事指導をしたり、体内に蓄積している毒素を排出するデトックスを行ったり、さらには、運動不足、ストレスなど、誤った生活習慣を改善したりすることで、病気の予防や治療を目指します。

Q4:

一般の血液検査と何が違うのですか? 

A4:

健康診断の血液検査では、肝臓や腎臓の働きを調べたり、脂質や糖の代謝を確認したり、これらの数値を調べることにより、たとえば「赤血球の数値が少なければ貧血」「LDLコレステロールが高いと動脈硬化の可能性あり」などと判断することができます。

一方、健康診断の血液検査で肝機能を表すASTやALT。これが高ければ肝機能に問題ありとなるわけです。詳細はここでは割愛させてもらいますが、分子栄養学では、ASTとALTの差が2以上あると、「ビタミンB6が不足している」と考えます。

Q5:

同じ数値を見ても、解釈の仕方が違うのですね。

A5:

ほかにも、肝機能を示す数値にγ-GTPというものがあり、これが高ければ健康診断では肝機能に問題ありと考えますが、低い場合は問題になりません。

しかし栄養療法ではこの数値が低い場合「タンパクが足りていない」と考えます。

また、鉄の貯蔵量を示す項目にフェリチンがありますが、低い場合、貧血と考えます。しかし栄養療法では、「エネルギーを作り出すミトコンドリアが機能低下を起こしているのでは?」と考えます。

Q6:

健康診断の血液検査と栄養療法の血液検査は、どのように使い分けるのが良いのでしょうか?

A6:

どちらも病気を未病のうちに発見したり、病気を治療したりするのに効果的な検査ですが、根本的な考え方が異なります。

健康診断で行う血液検査は、そこで病気が見つかった場合、通常は服薬による治療が行われます。

一方、栄養療法の血液検査では、不足している栄養素が、なぜ足りないのかを考えます。量が足りないのか、吸収されていないのか、体内で異常に消耗しているのか。その上で、腸内環境や生活習慣の改善、解毒の治療などが行われるのです。

 

 

お役に立てましたか?

解説は後半に続きます。

https://aqua-medical-c.com/2022/12/19/8048/

 

健康診断では“病気”の診断しかできませんが、栄養療法では「栄養不足」や「不調の原因」など、“未病”の状態に気づき、予防したり、より健康になるための手助けができます。

 

『なんだが毎日疲れている』

『もっと元気に過ごしたい』

『すぐ体調を崩してしまう』

『お腹の調子が悪い』

『睡眠の質が良くない』

 

このようなお悩みがある方は、もしかしたら栄養不足や隠れた炎症があるのかもしれません。

ぜひ、一度栄養療法外来を受診して、あなたの健康状態を詳しく調べて見ませんか?

 

健康において何かお困りのおことがありましたら、いつでもご相談にいらしてください!

お知らせ

年末年始休暇のお知らせ(12/31~1/5)

 

2022年12月31~2023年1月5日まで年末年始休暇のため休診とさせていただきます。

(*12月30日は午前中のみの診療となります。)

 

患者様、ご家族の方には大変ご迷惑をおかけしますが

何卒ご理解の程お願いいたします。

 

なお、1月6日からは通常診療となりますので

よろしくお願いします。

 

アクアメディカルクリニック

院長 寺田武史

 

 

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アトピー性皮膚炎を改善する栄養療法②栄養と食事を解説

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

この記事では、アトピー性皮膚炎に対する分子栄養学的アプローチについて、質問形式で答えていきます。

 

動画で解説を聞きたい方はコチラ▼

『アトピー性皮膚炎を改善する栄養療法②栄養と食事を解説』

 

 

体の中から見直して、薬に頼らず治療するために

Q7

分子栄養学では治療にサプリメントも使うということですが、アトピー性皮膚炎ではどのようなサプリメントが用いられるのですか?

A7

通常、皮膚はコラーゲンという成分でうるおいが保たれていますが、アトピー性皮膚炎になると、このコラーゲンが失われてしまいます。このコラーゲンの生成を助けるのが、タンパク質、ビタミンC、鉄なので、これらの栄養素を積極的に摂る必要があります。

Q8

タンパク質を摂取するには、プロテインを飲めばいいのですか?

A8

アトピー性皮膚炎の人は腸内環境が良くないので、タンパク質を吸収するのが苦手です。そのため、プロテインを飲んでもタンパク質の数値が上がらないことが多いのです。その場合は、ボーンブロスやチキンスープ、あごだし、かつおだしなどのスープを活用し、より体に吸収しやすいアミノ酸の形でタンパク質を摂取することをお勧めします。

Q9

ほかに、ぜひ摂取したい栄養素はありますか?

A9

アトピー性皮膚炎の治療で不可欠な栄養素は、亜鉛とビタミンAです。亜鉛は新しい細胞が生まれる時に必要な栄養素であり、また、ビタミンAは皮膚の一番上にある上皮を健康に保つために大切です。

ほかにも、免疫機能を活性させて炎症を和らげるビタミンDや、炎症を抑制する作用を持つオメガ3脂肪酸も大切。これらの栄養素を積極的に取り、体のなかからアトピー性皮膚炎の症状が出にくい状態へ変えていくことが、分子栄養学の目指すところです。

Q10

最後にメッセージをお願いします。

A10

アトピー性皮膚炎に限った話ではありませんが、病気を治療する上で何よりも大切なのは、睡眠不足、運動不足、ストレス、血糖値の乱高下、炎症を解決すること。まずはそれらを解決してからサプリメントで不足している栄養素を補うのが正しい方法です。栄養素が不足しているといっても、単純に摂取量が不足しているのか、吸収するのが苦手なのか、摂取してもきちんと使われていないのかなど、状況はさまざま。分子栄養学によるアトピー性皮膚炎の治療を考える場合は、信頼のおける医師を受診し、しっかり血液検査とカウンセリングをしてもらい、対処法を追求することをお勧めします。完治が難しいとされるアトピー性皮膚炎ですが、コツコツと治療を継続することで、少しずつ症状が改善されていくこともあります。食べ物やサプリメントによる治療は一般に時間がかかるとされていますが、内臓などに対する負荷も少なく、体にやさしい治療といえます。ぜひあきらめず、根気よく続けていきたいですね。

 

お役に立てましたか?

以上、前回に続きアトピー性皮膚炎に対する分子栄養学的アプローチを解説させていただきましたが、いかがでしたか?

あなたの参考になれば幸いです。

健康において何かお困りのおことがありましたら、いつでもご相談にいらしてください!

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アトピー性皮膚炎を改善する栄養療法①遺伝もある?アトピーの原因を徹底解説

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

アトピー性皮膚炎に対する分子栄養学的アプローチについて、質問形式で答えていきます。

 

動画で解説を聞きたい方はコチラ▼

『遺伝もある?アトピー性皮膚炎の原因と栄養療法①』

 

 

Q1

そもそもアトピー性皮膚炎とはなんですか?

A1

簡単にいうと、アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹が繰り返し生じる慢性的な炎症のこと。特徴的な症状には「かゆみ」「特徴的な湿疹と分布」「繰り返す」の3つがあり、これらが良くなったり、悪くなったりしながら慢性的に続きます。

Q2

どういう人がかかりやすいのですか?

A1

もともと喘息や花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなど、アレルギーを起こしやすい体質の人に多く見られます。また、家族にそうしたアレルギー体質の人がいる場合にも、その体質を遺伝的に受け継ぐことがあります。

Q3

遺伝によっても、アトピー性皮膚炎は起こるのですか?

A3

遺伝というと語弊があるかもしれませんが、お母さんがアトピー体質だとお子さんが引き継ぐことがあります。なぜかというと、お母さんの腸内環境が胎児の免疫システムに大きく影響しているから。そのため、お母さんの腸内環境が悪いと、子どもにアトピー性皮膚炎など、免疫機能の異常が起きてしまうことが多いのです。

Q4

なぜ、アトピー性皮膚炎は皮膚に症状が現れるのですか?

A4

端的にいうと、皮膚のバリア機能が落ちているからです。皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっており、表皮の外側にある角質がバリア機能を担っています。しかしアトピー性皮膚炎の場合、こうしたバリア機能が弱まっているため、ウイルスやカビ、ダニなど、外からの異物が容易に皮膚の中まで入りこみやすい状態になっているのです。

さらに、アトピー性皮膚炎の場合は、体内で慢性的な炎症が起きています。炎症が起きると肌がかゆくなる。そのためについ、掻きむしってしまう。その結果、ますます皮膚のバリア機能が破壊され、症状が悪化する。アトピー性皮膚炎の場合、こうした負のスパイラルが起きていることが多いのです。

Q5

アトピー性皮膚炎は治療することができるのですか?

A5

一般に、アトピー性皮膚炎の治療は、(1)皮膚を清潔にし、潤いを保つスキンケア。(2)ステロイド外用薬などにより、皮膚の炎症を抑える薬物療法。(3)症状を悪化させる要因を除去する生活環境の改善、という3つが基本になります。なかなか根治することは難しい病気ですが、根気よく続けることで、症状が現れない期間を長くすることは可能です。

Q6

ステロイド外用薬などの薬を使わずに治す方法はないのですか?

A6

分子栄養学による治療は、人が本来持っている自己治癒力を高めることで症状の改善を目指します。はじめのころは必要に応じて、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬、漢方薬なども使用しますが、少しずつ薬の量を減らしていき、いずれは薬を使わなくても症状が出ないようにすることを目指します。

 

お役に立てましたか?

 

いかがでしたか?

アトピー性皮膚炎に対する分子栄養学的アプローチの解説は、後半に続きます。

https://aqua-medical-c.com/2022/11/21/7945/

 

こちらもあわせてご覧ください。きっとお役に立てるはずです。

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栄養療法 院長ブログ

オーソモレキュラー療法とは?①

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

この記事では、オーソモレキュラー療法について、質問形式で答えていきます。

 

動画で解説を聞きたい方はコチラ▼

Q1:

オーソモレキュラー療法とはなんですか?

A1:

栄養療法における一つの検査として、体内の栄養状態を詳細に調べる血液検査があります。その検査結果を見ながら、その人に不足している栄養素を解析し、ビタミンやミネラルなど適切な栄養素を補給して、細胞の合成や修復を促進したり、体の不調を改善したりすることで、全身の健康状態を高めていきます。そのほかにも、腸内環境を調べたり、体内に重金属などの毒素が蓄積していないかなどを調べる検査もあり、それらの結果から総合的に判断していきます。

Q2:

栄養素を補うことで、体を健康に変える療法ということですか?

A2:

よく誤解されがちなのですが、栄養療法は、ただ栄養を摂るだけで病気が治るというものではありません。私は、主に遺伝的疾患、外傷などを除き、多くの病気が発症する背景には、「慢性炎症」「睡眠不足」「血糖の乱高下」「ストレス」「運動不足」という5つの要素が絡んでいると考えています。病気を治療するには、これらを改善することが不可欠ですし、さらに、エネルギーを作るミトコンドリアの働きを活性させたり、ホルモンの分泌を正常にしたりすることも必要です。そうしたことも行いつつ、不足している栄養素を補い、健康状態を改善していくのが、栄養療法なのです。

そもそも栄養療法は、投薬に頼りがちな現代医学への疑問から始まっています。栄養療法の基本は、「慢性炎症」「腸内環境」「デトックス機能」の3つの改善です。これらを整えることで、薬に頼らず、本来の健康を取り戻していくのが栄養療法の特徴です。

Q3:

自分にどんな栄養素が不足しているか、どうやってわかるのですか?

A3:

血液検査によって、体内の栄養状態を調べ、栄養解析を行います。たとえば当院では、まず採血して70項目におよぶ詳細な血液検査を行います。 その後、検査結果から、詳細な栄養状態と必要なビタミンやミネラルをレポートし、食事、生活習慣についてアドバイスが可能です。

本来は、自分が不足している栄養素を、適切な量摂取することで、サプリメントは初めて効果を発揮するものです。そのため栄養療法では、一人ひとりの体調や状態を詳しく吟味し、栄養素の働きを最大限に活用することによって、その人が持っている自然治癒力を最大限に高めることを目的にしているのです。

 

 

お役に立てましたか?

以上、オーソモレキュラー療法についてを解説させていただきましたが、いかがでしたか?

さらに詳しくは後半に続きます。

https://aqua-medical-c.com/2022/10/20/7901/

 

あなたの参考になれば幸いです。

健康において何かお困りのおことがありましたら、いつでもご相談にいらしてください!

栄養療法 院長ブログ

オーソモレキュラー療法とは?②

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

この記事では、前回の記事の後半です。

オーソモレキュラー療法について、質問形式で答えていきます。

 

動画で解説を聞きたい方はコチラ▼

 

 

 

Q4:

栄養療法は、どんな病気に有効なのですか?

A4:

さまざまな病気に有効です。肥満や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病から、自律神経失調症などメンタルのトラブル、アトピー性皮膚炎やアレルギー、がんや認知症など一般に治療が難しいと言われる病気、さらにはしみやシワなど美容の面でも効果を発揮します。特に、当院で最近増えているのは副腎疲労の患者さんです。

Q5:

これに対し、栄養療法ではどのように治療するのですか?

A5:

まずは、食事指導や血糖のコントロール、ストレスマネジメントをしながら、必要なサプリメントを活用します。副腎疲労の患者さんは、腸内環境の乱れ、デトックス機能が低下し重金属などの毒素が溜まっている患者さんが多いので、順番に改善していきます。

Q6:

具体的に、どんなサプリメントを使うのですか?

A6:

一般的にはビタミンB、C、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルは重要です。腸内環境改善のためのプロバイオティクスや、炎症を改善するEPA、DHAなどのω3系脂肪酸も必要になります。また副腎疲労の患者さんは消化機能が低下していることが多いので、消化酵素は一番大事かもしれません。

栄養療法は体に負担が少なく、治療にも予防にも効果を発揮する素晴らしい療法です。行ううえで大事なことは、一人ひとりに合わせた最適な栄養状態を追求すること。そのため、個体差をきちんと確認しながら、栄養療法の知識を持った医師が、その人に必要な栄養素の種類と量を判断しなければなりません。

「必要な栄養素を摂れば病気が治る」というのではなく、誤った生活習慣や食習慣に気づき、それを改めるきっかけとなるのが栄養療法です。私が考える医療の基本は「きちんと出す」ということ。「不足している栄養素を補えばいい」という話ではなく、きちんと不要なものを排泄できる体でなければ、本当に健康とはいえません。「きちんと出せる体」を作るために、栄養療法は非常に有用です。ぜひ、興味のある方は栄養療法を実践している医師にご相談ください。

 

お役に立てましたか?

以上、前回に続きオーソモレキュラー療法について解説させていただきましたが、いかがでしたか?

あなたの参考になれば幸いです。

健康において何かお困りのおことがありましたら、いつでもご相談にいらしてください!